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グラウンド・ゴルフとは、昭和57年に鳥取県東伯郡泊村生涯スポーツ活動推進事業の一環として、泊村教育委員会が 中心になり考案されました。
ゴルフのような、高度な技術を必要とせず、ルールもごく簡単なことから、初心者でもすぐに取り組めます。
プレーは、グラウンド・ゴルフ専用のクラブ、ホールポスト、
スタートマットを使用して、ゴルフのようにボールをクラブで
打ち、ホールポストにホールインするまでの打数を競い合います。
プレーする場所に場所によって、距離やホールポストの数を自由に
設定することができ、ルールも簡単なため、どこでも、だれでも手軽
に楽しむことができます。
また、ゴルフと同じくホールインワンもあり、自分の各ホールの
合計打数から、1回につき3打をマイナスすることができる、という
特典が設けられており、プレーヤーの励みと意欲を高める工夫が
なされています。
どこでもできます!
規則化・規格化されたコースを必要としていません。
プレーヤーの目的、環境、技能などに応じて、運動場、河川敷、公園、空き地、庭などどこでも、自由にコースを設定
することができます。
準備は簡単です!
ゴルフのように穴を掘る必要がなく、穴の代わりになるホールポストを立てるだけで準備は完了です。
ルールは簡単です!
他のスポーツに比べて、ルールがきわめて簡単で、公式ルールも16条からなるものです。(ゴルフは34条)
一度プレーすれば誰でもおおまかには覚えられます。
時間の制限がありません!
プレー時間の制限ないので、時間に制約されることがありません。
技能や仲間の数、あるいはコースの特性に応じて、プレーを楽しむことができます。
プレーヤーの数に制限がありません!
グラウンド・ゴルフは1人でも、あるいは場所さえあれば一度に何百人もの人がプレーを楽しむことができます。
ボールが空中を飛ぶことはないので、安全にプレーすることができます。
また、ゴルフのように決して1番ホールから始める必要はないので、ホールポストの置き場所を工夫すれば、すべての
ホールポストから同時にスタートしても、安全にプレーすることができます。
審判はあなた自身です!
ゲーム中の審判はプレーヤー自身が行います。
判定が困難な場合には、一緒にプレーしているプレーヤーに同意を求めます。
高度な技術がなくてもできます!
グラウンド・ゴルフの技術は他のスポーツと同じように、トレーニングによって向上し、競技性も高くなります。
しかし、ゲームを楽しむためには必ずしも高度な技術を必要としません。子供から高齢者まですべての人が、楽しく
プレーすることができます。
したがって、グラウンド・ゴルフはファミリースポーツとして楽しむ条件を全て備えたスポーツです。
第1章 エチケット
第1条
プレーヤーは、自分のプレーが終わったら、すみやかに次のプレーヤーの妨げにならない場所に行く。
第2条
プレーヤーは、同伴のプレーヤーが打つときには、話したり、ボールやホールポストの近くやうしろに立たない。
また、自分たちの前を行く組が終了するまで、ボールを打たない。
第3条
プレーヤーは、自分の作った穴や足跡を直して行く。
第2章 ゲームに関するルール
第4条 ゲーム
ゲームは、所定のボールをきめられた打順にしたがってスタートマットから打ち始め、ホールポスト内に静止した状態
「トマリ」までの打数を数えるものである。
※「トマリ」…グラウンド・ゴルフ公式用語
ボールがホールポストに入ること。ゴルフの「カップイン」と同じ意味。
グラウンド・ゴルフ発祥地の泊村(とまりむら)を記念したものである。
第5条 用具
クラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットは定められたものを使用しなければならない。
第6条 ゲーム中の打球練習
プレーヤーは、ゲーム中いかなる打球練習も行ってはならない。本条の反則は1打付加する。
第7条 援助
プレーヤーは、打つとき足場を板などで作ったり、人に支えてもらったりするなど、物的・人的な援助やアドバイス、
あるいは風雨からの防護を求めたり、受けたりしてプレーしてはならない。本条の反則は1打付加する。
第8条 ボールはあるがままの状態でプレー
プレーヤーは、打ったボールが長い草や木のしげみなどの中に入ったとき、ボールの所在と自己のボールであることを
確かめる限度においてのみ、これらのものにふれることができる。草を刈ったり、木の枝を折ったりしてプレーしては
ならない。本条の反則は1打付加する。
第9条 ボールの打ち方
プレーヤーは、ボールを打つときはクラブのヘッドで正しく打ち、押し出したりかき寄せたりしない。
本条の反則は1打付加する。ただし、から振りの場合は打数に数えない。
第10条 紛失ボールとアウトボール
プレーヤーは、打ったボールが紛失したり、コース外に出たときは1打付加し、ホールポストに近寄らないで、プレー可能な箇所にボールを置き、次の打を行わなければならない。
第11条 プレーの妨げになるボール
プレーヤーは、プレーの妨げになるボールを、一時的に取り除くことを要求することができる。
取り除くのは、ボールの持ち主であり、その際ホールポストに対して、ボールの後方にマークをして取り除かなければ
ならない。
第12条 他のプレーヤーのボールに当たったとき
プレーヤーは、打ったボールが他のプレーヤーのボールに当たったときは、そのままボールの止まった位置からプレーを続ける。当てられたプレーヤーはもとの位置にボールをもどさなければならない。
第13条 止まったボールが風によって動いたとき
プレーヤーは、打ったボールが動いている間は、ボールを打ってはならない。
風によってボールが動いたときは、静止した場所からプレーをし、動いてホールポストに入った場合はトマリとする。
第14条 第1打がホールポストに入ったとき
プレーヤーは、打ったボールが1打目でトマリになったとき(ホールインワン)は、合計打数から1回につき3打差し引
いて計算する。
第15条 ゲーム中の判定
ゲーム中の判定はプレーヤー自身が行う。ただし、判定が困難な場合は同伴プレーヤーの同意を求める。
第16条 標準コース
標準コースは、50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールで構成する。
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